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池袋再開発計画まとめ~新しく生まれ変わる池袋の魅力に迫る~

2020.03.30

#Column

池袋駅は新宿・渋谷と並び三大副都心として賑わう繁華街ですが、両都市と比べると再開発という面では遅れている印象がありました。

しかし近年、Hareza池袋のオープンや、西口公園口リニューアルなど再開発が進み、新たな池袋へと変貌を遂げようとしています。スローガンは「東アジア文化都市・劇場都市」。池袋がこれからどんな街へと変わっていくのか、池袋の再開発についてまとめました。

池袋再開発計画とは

池袋の再開発は、2014年5月に「消滅可能性都市」として豊島区が選ばれてしまったことをきかっけに始まりました。これを受け豊島区は、翌2015年に「豊島区国際アート・カルチャー都市計画」(※1)を策定。2016年には「まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市」とすることをコンセプトを掲げています。2015年の豊島区役所の庁舎移転を皮切りに、その跡地に劇場・ホール・映画館を含むビルHareza池袋の建設や、野外劇場、複数の公園の整備など、街全体の『劇場化』を行なってきました。そして、この2020年春をひとつのゴールとして進めてきた再開発計画は、ついに完成間近となります。

※1 豊島区公式ホームページより
豊島区国際アート・カルチャー都市構想
https://www.city.toshima.lg.jp/artculture/toha/kousou.html


新しくオープン・リニューアルした施設

まず、すでにオープンしている施設や始まっている取り組みをご紹介していきます。

豊島区役所の移転

2015年に新庁舎となった豊島区役所。デザインは、新国立競技場デザイナーとしても有名な隈研吾氏監修で、非常にスタイリッシュです。この新庁舎は、区民の税金を使わずに建てる方法はないかと模索し”分譲マンションと複合型で新たに建設する”という全国でも新しい試みで建てられました。区役所は1階の一部と3~9階。ビルは「としまエコミューゼタウン」と名付けられています。
東京メトロ有楽町線「東池袋駅」と「サンシャイン」に直結する地下通路があり、利便性も抜群。キッズコーナーや授乳室、子育て総合窓口も設けられ子育て世代にも優しい。

豊島区公式ホームページ[豊島区新庁舎]
https://www.city.toshima.lg.jp/064/shinchosha/index.html


南池袋公園リニューアル

2016年4月にリニューアルオープン。広々とした芝生が特徴で、休日は子ども連れの家族などで賑わいます。野外ステージやおしゃれなカフェもあり魅力的な空間となっています。

豊島区公式ホームページ [南池袋公園案内]
http://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/documents/160715_minamiikebukuropark_1.pdf


Hareza池袋(ハレザ)

左からホール棟・としま区民センター

Hareza池袋は、旧豊島区役所の跡地に建設されています。開発のテーマは「誰もが輝く劇場都市」で、8つの劇場が入る施設です。ハレザタワー・ホール棟・としま区民センターの3つのビルで構成されており、2019年11月に、ホール棟・としま区民センターが先行オープン。Wiz 3.0Labが入る予定のオフィス棟、通称ハレザタワーは2020年夏にオープン予定です。

としま区民センター内、木のぬくもりが感じられる子ども広場

Hareza池袋公式ホームページ
https://hareza-ikebukuro.com/


中池袋公園リニューアル

Hareza池袋前の公園もリニューアルし、2019年11月にオープン。敷地内にアニメイトカフェがあり、アニメの聖地、コスプレイベントにも活用されます。

豊島区公式ホームページ [中池袋公園]
http://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/020.html


キュープラザ池袋(グランドシネマサンシャイン)

最上階には国内最大級のシネマコンプレックス「グランドシネマサンシャイン」が入っており、12スクリーン、2500席という規模を誇ります。その他にもおしゃれなカフェやバッティングセンターなど楽しめるお店が多数です。

キュープラザ池袋ホームページ
https://www.q-plaza.jp/ikebukuro/


池袋西口公園

東京芸術劇場前の広場は2019年11月にオープン。野外劇場として利用でき、まさに「誰もが主役になれる劇場都市」のシンボル的な場所に。円形の大きなオブジェに圧倒されます。

池袋西口公園野外劇場公式ホームページ
https://iwgp-management.com/


IKEBUS(イケバス)

Hareza池袋のオープンに合わせ、2019年11月2日に運行を開始したIKEBUS。エコを意識した電気バスで、排出ガスはゼロ。時速19Kmで池袋の街をゆったりと運行します。
デザインは水戸岡鋭治氏。ライトが目のようになっていて可愛らしい。

基本は赤色ですが、レアな黄色のバスもあるそう!

IKEBUSホームページ
https://travel.willer.co.jp/ikebus/


今後オープン予定の施設

トキワ荘復元『トキワ荘マンガミュージアム』

トキワ荘の復元を含め、南長崎地域のマンガによるまちづくりが進められています。トキワ荘とは、豊島区椎名町に実在した木造建てアパートで、昭和の名だたる漫画家が若手時代に暮らしていました。トキワ荘マンガミュージアムは、そのトキワ荘を復元し、「マンガの聖地としま」の発信拠点として建設されています。

※3月22日にオープン予定でしたが、新型コロナウイルス感染の防止の為、開館日は延期となっています。

豊島区立トキワ荘マンガミュージアム
https://www.tokiwasomm.jp/


造幣局地区防災公園(仮称)

池袋サンシャイン60の隣に位置する公園で、広々とした芝生の広場、遊具、ステージ、カフェが併設される予定。ヘリポートやその他防災機能も備えるなど災害時に活用できる拠点としての役割も果たします。

豊島区公式ホームページ[(仮称)造幣局地区防災公園について]
https://www.city.toshima.lg.jp/303/documents/kouenryokuti.pdf


さいごに

池袋再開発について調べてみると、「アニメ」などこれまで培ってきた文化を活かしながら、街全体が大きく変わっていることが分かりました。また、大きなビルの建設だけでなく、複数の公園や子ども施設もリニューアルされるなど、池袋に生活する人々の生活にも寄り添った計画になっており、池袋がますます賑わう様子を想像できました。そんな池袋に新設されるHareza池袋にWiz3.0Labもオープン予定です。池袋の発展に、Wizも一役買えるよう今後も励んでいきたいと思います。